「最近のニュースで『脳の神経細胞が年齢に関係なく増え続ける』という記事を読みました。」

「脳神経細胞は、年齢に関係なく増え続けるのですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

「昔は、脳細胞は減って行くだけで、増えることはないと言われていましたが、事実ではなかったのですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。米コロンビア大学の研究で、脳神経細胞は年齢を重ねても新しく生まれることが突き止められたそうです。」

「どうやって突き止めたのですか」と町会長。

「コロンビア大学で神経生物学を教えるモーラ・ボルドリーニ准教授のチームが、生前健康だったが事故で突然亡くなった14~79歳の28人の海馬(記憶や学習を司る脳の部分)を検視したのだそうです。」

「79歳の人も入っていたのですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。検視の結果、『私たちが調べた最年少の人と最高齢の人のいずれにおいても、ニューロン前駆細胞(のちにニューロンになる細胞)や、まだ成長途中のニューロンが何千個と見つかった』ということです。」

「人間は年齢にかかわらず生涯ずっと脳の神経細胞を増やしているということですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。しかし、年齢による違いもあったそうです。」

「やはり、高齢者には、何か問題があるのですね」と町会長。

「そうなんですよ。コロンビア大学の研究によると、『ただし、年齢で違いが見られた部分もあった。血管の数や神経同士のつながりが、年齢が高い方が少なかったのだ。つまり、脳は年齢にかかわりなく新しいニューロンを作ることができるが、ニューロン同士で新しいつながりを作る力や酸素を運ぶ能力は衰えるということだ。そしてこれが、歳とともに認知力などが衰える理由だと考えられる』ということです。」

「やはり、高齢者には問題があるのですね」と町会長。

「高齢者に問題があるのは、経絡によって脳の可動性が低下しているためです。脳が年齢にかかわりなく新しいニューロンを作ることができるのであれば、何百年も生きられる可能性があります。」

2020/8/26

<筆者の一言>
パナソニックは、生産ラインの日本回帰を進めている。米中対立で生産ラインを中国に置くことの危険度が高まっているだけでなく、中国市場が急速に縮小しているというデーターをつかんでいるからかも知れない。

中国政府が発表する経済に関するデーターは全く信用ができない。大学に入学した人の数でさえ信じることができない。大学を卒業した人の就職率の低さが中国のマスコミで報道される時には、その裏に中国政府の意図があると考える必要がある。中国政府は、崩れ行く経済を立て直すために、就職できない若い高学歴者が大量にいることを示して、中国へのさらなる投資を誘っているのかも知れない。

しかし、日本の中小企業は、中国政府が発表する経済に関係するデーター以外に、参考にできる資料がない。ところが、パナソニックのような大きな会社になると、中国各地のパナソニック製品の売れ行きなどから中国経済の先行きが怪しいことが分かるはずだ。

しかし、日本企業の中で最初に中国に進出したのはパナソニックだ。そして2012年に起こった尖閣諸島の国有化に対する反日デモにも耐えてきた。その結果パナソニックは、家電では韓国メーカにも中国メーカーにも太刀打ちできない。

中国が一貫してやってきたのは、中国には巨大マーケットがあるという外国企業に対する心理操作だ。経済データーだけでなく、大学入学者の数まで使われる。中国企業の売上高も操作してあるに違いない。今や中国政府は外国企業に対する心理操作のプロだ。巨大マーケットのイメージが心の奥に染み付いてしまっているとすれば、パナソニックの重役陣の心は複雑であるに違いない。<続く>

<ムクドリ84>
鳥類は顔に対する認識能力が高いと推定していたので、実証実験が必要だと思っていた。

そして、イエスズメに見られないように7月21日の夜間に、白いビニールテープでおもちゃの鷲の顔を覆った。鷲は、白い顔に黒い目と黄色いくちばしがあった。白いビニールテープで覆ったので目とくちばしが無くなったようにみえた。<続く>

2023/8/9